文具のこだわり

 米国駐在の時に使っていたノートを使い切って、在庫もなくなってしまった。新規に注文しようとすると1冊4000円を超える。このノートは研究者用の工夫がされていて気にいったものである。6㎜の方眼の線が入っていて、全ページにページ番号が振ってあり、ページの左右に日付や署名用のスペースがあり、アイデアなどを書いて、それを第3者の署名をもらっておけば、特許申請の証拠になるという。今では異なるが長い間、米国は先発明主義であり、日本などの先願主義と異なり、発明を先に行った方に特許が与えられる。日本では先に出願した方に権利が与えられる。
 ネットで日本でも同様のノートがないか探したところ、日本にもあることが判り、サイズは日本仕様であるが方眼や署名欄もある。紙の色や厚みは米国の素朴な感じが好きであったが、コクヨで購入したものは真っ白である。このノートを日誌として使用している。農作業や日々の出来事、進捗・予定などメモする。紙質が良いので両面にインクを使用しても裏側に染み出ることがない。
 筆記用にはジェルペンが気にいっており、0.3㎜の細い線のゼブラのサラサを使っている。長い間、ボールペンを使っていたが筆圧が必要なので、ジェルペンを使いだすと軽くて元にはもどれなくなった。0.5㎜でも良いが字も図なども太さに応じて広いスペースが必要になるが0.3㎜だと細かいところに鮮明に描くことができる。文具はいろいろ使ってみたが、結局、少々高くても機能やデザインが優れているものが長続きする。大事に使うものがよい。手帳は長い間、DayTimerというブランドの手帳を使っていたが、スマホが進化していつの間にかスマホのメモ機能をつかうようになっていた。スマホの音声入力は手を使いたくないときに便利である。時々、見直して不要のメモを消していけば容量を気にすることなく、いつまでも使うことができる。文具やカバンなど毎日使うものは気にいったものにしたい。良いものを見つけたときは楽しい気持ちになる。

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